歯車

いつもよりも一本早いバスに乗った。でも行き先はいつもとは違う。


いにしえの詩には、あらたなる人生へ出発を期待と不安とが交錯する気持ちが描かれている。10年ほど前に、故郷をたち、この地に来たとき、正にそんな心境だった。

少しばかり歳をとり、感度が鈍ってきたのだろうか。むしろ平穏なくらいだ。周囲の方々のほうがむしろ気を使ってくださり、期待やら不安やら。

よくこういった表現がある。会社の歯車であると。そういう見方からすると自分の行動は、そこから逃げ出したとか、うまくやったとかという風にもとらえられるかもしれない。

でもしかし、自分が選んだ道はまた別の社会の歯車として生きるということを積極的に選んだともいえる。どれが欠けてもダメで配列が違っていてもいけない。あるのは適材適所のみ。


小さくともハガネのように強く、全体へしっかりと噛み合う、大きな世界を動かす歯車になろう。

大事なこと


トーマスエジソンは教育について
「大事なことは、ものが作られているところをみることである」
と言っている。

エジソンは発明王として知られるが、小学校入学後、すぐに中退。
その後は母親からの家庭教育と自らの独学によって独創が開花されていった。

教育者としていつも私は自らを問いかけるものは
「学校とは何か?」ということである。
その結論は学問を学ぶところである。

では、教育とは?
それは人が、人格が形成されていく躍動的なプロセスだと。



学校は、教育という営みと目的を達成できる唯一の機関なのであろうか?


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入塾趣意書

「教育」とは人々の願いであり、その総称であると私は考える。
親の願い、地域の願い、子ども自身の未来への願いのことである。

その願いを達成するために
専門機関として学校があり、専門家として教師がいる。
国と地方自治体は、
80万人の教職員、17兆円の税金を投入し、これを支援している。



しかし、度重なる教育改革は成功せず、学力低下、ニート、凶悪犯罪
など青少年を取り巻く問題はむしろ悪化している。

なぜなら、子供の発達や人間の在り方を無視し、
特定の主義主張にとらわれた教育がなされ続けているからである。

それにより、教育をはじめ社会全体が、子どもたちの自立のための支援を怠り、
一人前の大人として成長する機会を先延ばしにしてしまっている。


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茶を服するように〜『人間を考える』を読んで〜

はっきりとした明確な自覚。
それを持つことがいかに大切かということを痛切に感じさせられた二書だった。
(※第二巻は廃版)

新しい人間観を端的に表した言葉として挙げられるのは「王者」という
言葉だろう。本書の感想を寄与くださった方々の中にも一部
「王者とはいささか過大な人間観ではなかろうか」という感想も見られた。

私もそういう感想を持っていた。
しかし、それは第二巻の日本人について考察されているものを読んでから
考えを改めた。
傲慢でもなんでもなく、歴史的事実であり、日本民族共通の人間観であった
のだと。

それにとどまらず、その視点は新しい人間観、国家民族、
はたまた政治・経営の理念を考えていく上で必要不可欠な部分ではなかろうか。


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未履修問題に思うこと

今回、騒がれている未履修問題とは、
そもそも文部科学省が定めた学習指導要領といういわば「教科書の教科書」
ともいえるものに定められていることをごっそり教えなかったということである。



問題はいくつかある。
教えなかったことのマイナス面。
教えなかった背景にあるもの。そして組織的に隠蔽され続けていたこと。
その中で、組織的問題点について触れてみたい。
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新たなる挑戦

講師時代を合わせると13年。
その教職にピリオドを打つことに決めました。

来春、現職を退き、新たなる目標に向かって歩みます。
「学校を作りたい」という夢に向かって。


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中間テストの結果

三時に進む

この一年

振り返ってみると、この一年。

スーツを毎日着るようになったこと。
早寝早起きをするようになったこと。
生け花をするようになったことが自分のなかでの変化である。

俵万智さんのサラダ記念日の意味を当時は
「女の子ってなんでも特別な日にしてしまうんだよな。忘れっぽい男という人種にとってそれはキツいんだよな…」
なんて思ってみたりしていた。

でも、やはり男にも特別な時がある。
でもきっとそれは別種からみればたわいのないある日の出来事にしか映らないかもしれない。
語り、表現することの得意でない人種は、ひっそりと大きな運命を孤独に耐え抜いていることでしょう。

今日も旭が美しく射していた。

再生産

> 「競うよりもまず、自分たちの文化が育んできた
> 「成熟」を目指すべきだと私は考えています」
> という考えから脱却できない限り、真の生存本能が目覚めることはないでしょう。

と言うコメントをいただきました。

だとすれば、成熟を目指して教育活動を営んでいる私の営みは
真の生存本能を眠らせてしまっている日本人の再生産の一助を
しているということになろうかと思われます。

ご指摘が正しいのであれば、公金により公の場で教授する立場にある私は
国家に重大な損失を与えている存在であるということが言えるでしょう。

もしそうであるならば、この言葉を甘んじて受け止め、改善もしくは
離職することがこの国のためになると思われます。



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